はじめに
最近よくニュースで、外国に〇億円寄付した、とかって聞きますよね。
これに対するネットの声――
「なんで日本は、外国に何百億円も支援してるの?」
「日本人の生活が苦しいのに、海外にバラまいてる場合?」
これ、ただの感情論じゃない。
多くの人が抱える“モヤモヤ”には、ちゃんと理由があるんです!
今回は、この”バラマキ”をテーマに、
👉国民がなぜ怒っているのか
👉政府の目的
👉それぞれの立場とのズレから生じる本当の問題
について解説します!
国民側の主張は、私が書かなくても分かってるわ、って感じかもしれませんが、改めて言語化してみますね。
国民の主張:「税金、まず私たちに使ってよ!」
物価高、増税、社会保険料アップ。
「支出は増えるのに、生活はちっとも楽にならない。つらい。」
──そんな状況で、「海外に支援金100億円」というニュースが流れると、
👩「いや、そのお金、日本人に使ってよ」
👨「外国にバラまいてる場合か?」
って思うのは当然!
私もそう思う!!小学校の給食だって、戦時中か?ってくらい残念になってきてるってニュースもありますしね。
実際、国民の生活はホントに苦しい。
- 消費税10%
- 社会保険料の負担は年々上昇
- 年金の支給開始年齢は引き上げ検討中
- 非正規雇用の増加、実質賃金は低下
多くの人が、今を生きるのに必死。
そんな中で「未来のために海外支援をします」と言われても、ピンときませんよね。
政府の主張:「世界で有利な立場になるための根回しなの」
一方で、政府が”バラマキ”をする理由はちゃんとあります。
外国への支援を「外交戦略」として考えています。
たとえば…
- 国連での常任理事国入りを目指すための“票集め”
- 発展途上国のインフラ支援による日本企業の進出促進
- 中国・ロシアに対抗する“親日国”の確保
- 紛争予防・安全保障上のパートナーづくり
つまり、短期的なリターンではなく、中長期的な“国益”を見据えた投資という立場なんです。

ここにある“時間感覚のズレ”
- 国民:「今が苦しい」
- 政府:「未来のために今お金を使う」
このズレこそが、最大の摩擦点です。
さらに怒りを増幅させているのは「不公平感」
海外支援への怒りには、こういった背景もあります。
🔹 大企業の優遇
- 輸出企業は「消費税の還付」が受けられ、実質的に“消費税ゼロ”
- 一方で、庶民は逃げ道なく消費税10%を支払う
🔹 政治家の特権
- 国会議員の年収は約2,000万円
- 交通費や宿舎はほぼ無料
- それでいて「増税やむなし」と言われると…納得できませんよね
🔹 税金の“見えない使い道”
- 「特別会計」というブラックボックス的な制度
- 使い道が見えないコンサルや広告代理店への“中抜き”
こうした構造が、「自分たちには厳しく、上の人たちは優遇されている」という不公平感を強めています。

結局、何が“本当の問題”なのか?
多くの国民は、こう感じています👇
「支援そのものが悪いとは思わない」
「でも、まず私たちの暮らしを支えるのが先でしょ?」
つまり、問題の本質は…
- 税金の使い方の優先順位
- 不公平に見える税制・政治システム
- 政府の説明不足
これらが積み重なって、「バラまき外交」への怒りに火をつけているのです。

おわりに
国民 と 日本政府
それぞれの立場で、それぞれの言い分があります。
何が問題かは、
まず税金の使い道を正すことが一番、
その次に、メディアがちゃんと国民に伝わるような報道をすること
だと思います。
ちゃんと報道しないから、一部の国民は、もうバラまき自体が悪だと認識している方もいると思います。
バラマキは必要な行為であるが、でもそのまえに日本国民を助けろ。ごもっともです。
こういう認識でこの”バラまき”についてとらえられるといいなと思います。
では!
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