こんにちは。まだ5月に入ったばかりなのに、半そででも過ごせるくらいの気候ですね。
地球温暖化はもう暴走フェーズに入ったと言われています。でも今からでも私たちがやれることをやれば、今後の急激な気候変動を和らげることができるかもしれないそうです。そのため私はコンポストを作って生ごみを燃えるゴミに出さないようにしたり、再生可能エネルギーで発電している電力会社と契約したり、できる範囲でやれることはやってます。。
私たちは、大量消費の生活をやめて持続可能なエコな生活をすべきだと思っています。その反面、私は投資とか株とかにも片足突っ込んでいます。でもこの2つって、相反するなぁって思うんです。
今日はこの内容について考えて記事にしてみました。
株の本質=「成長を前提にしたゲーム」
投資の世界ではよく「株は長期で持っていれば勝てる」と言われます。
その根拠は、「経済は成長し続ける」という前提にあります。
株価は基本的に、その企業がどれだけ成長しそうかという“期待値”で決まります。
だから企業は、株主の期待に応えるために、利益を伸ばし続けようとします。
その結果――
- 安く作って高く売る
- もっと大量に作る
- より多くの人に買わせる
というように、「成長、成長、もっと成長!」モードに突入していきます。

◆ その“成長”は、どこから生まれるのか?
では、企業の「成長」はどうやって実現されるのでしょうか?
その多くは、地球の資源を使うことで成り立っています。
- 森林を伐採して農地や工場に
- 海を埋め立てて物流拠点をつくり
- 石油を燃やしてモノを大量生産・輸送する
これらすべてが、経済成長を支えるための「当たり前の行動」とされてきました。
つまり、株で儲かる仕組みは「資源の消費」を前提とした構造なんです。
資源の消費 → 経済成長 → 株価アップ → 投資家の利益
この循環が、これまでの“成功モデル”でした。
実際に、経済成長=資源の消費 を裏付けるデータがあります。
世界の一次エネルギー消費量は、1965年の37億トン(石油換算)から年平均2.4%で増加し、2022年には144億トンに達しました。この増加は、特に中国やインドなどのアジア大洋州地域の経済成長と人口増加によるものです。

グラフ引用:https://www.enecho.meti.go.jp/about/whitepaper/2022/html/2-2-1.html?utm_source=chatgpt.com

投資家の幸福と、地球の破壊が同じ線上にある皮肉
株で利益を得るということは、直接的でなくとも、
- 企業にもっと儲けさせよう
→ より多くの資源を使わせる
という構図に加担しているとも言えます。
つまり、株式市場が回れば回るほど、地球の資源は削られていくのです。
これは現代資本主義が抱える、構造的な矛盾のひとつです。
よりよい、より便利な暮らしを追求した結果、今になって地球温暖化というツケが回ってきてるんですね。
◆ ESG投資や脱炭素は、本質的な解決になるのか?
最近は「ESG投資」や「脱炭素経営」など、地球環境を意識した投資も注目を集めています。
しかし、それも「このままだと株主が困るから」という経済的な動機に過ぎない場合も多く、
本質的な“欲望の構造”が変わったわけではありません。
◆ 欲望エンジンと地球の限界、そのはざまで
「経済成長は良いこと」
「投資は正義」
そう信じて進んできた社会は、いま地球の限界とぶつかっています。
資源はもう無限ではありません。
人口も、今後は減少に転じていきます。
でも、株式市場だけは、これからも「成長し続ける前提」で動いているんです。
まとめ
「こどもNISAで学費を準備しよう!」「老後資金はオルカンで積み立てとけば大丈夫」
そんな考えの方が増えてきていると思いますが、前提を忘れてはいけません!経済成長は、過去100年し続けてきたから、これからも成長し続けるだろう、という考え方、本当に大丈夫でしょうか?
経済成長をするためには地球の資源を犠牲にしていて、その資源は限界を迎えていて、資源を使いすぎたために地球温暖化が進んでいる。このことを考えられていない方も少なからずいるのではないでしょうか?
だからってどうしろとは言いませんが、こんな考え方もあるのでは?と言いたかったです。
私自身も、高配当ETFやオルカン・S&Pに結構投資してます。でも、見直そうと思います。
現物資産を持とうと思っています。
では!
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