こんにちは!いおりです。
先日、TIKTOKでクルド人に関するショート動画をUPしたところ、プチ炎上したので、この記事を書きます。
クルド人=悪 なのでしょうか?
絶対悪なの?そんな単純な問題ではないと私は考えます。
もちろん悪いことをするクルド人は許されないです。何人だろうと許されないです。
そのせいで日本に住む日本人が安心して暮らせなくなってる気持ちも分かります。
クルド人、日本人、日本政府 それぞれに事情があり、背景があり、主張があるということだけ、もっと多くの人に知ってほしい。知るだけで、言葉のトゲは少し、和らぐのではないかなと思います。
ぜひ最後まで記事を読んでいただけたらと思います。
■ クルド人ってどんな人たち?
クルド人は、トルコ・シリア・イラク・イランなどの中東にまたがって住んでいる民族です。
世界に約3,000万人以上いますが、自分たちの国(クルディスタン)はありません。
そのため、「国を持たない最大の民族」とも言われています。
なので、日本人と違って、多くのクルド人にとって、安心して帰れる母国はありません。
■ クルド人の文化や倫理観は?
クルド人は、家族や地域とのつながりをとても大切にする文化を持っています。
- 高齢者を敬う伝統
- 親族同士の助け合いが強い
- 宗教的にはイスラム教が多く、礼儀や道徳意識を大切にする価値観もあります
もちろん個人差はありますが、「まじめに働いて、周囲と協調しながら生きる」ことを重視する人が多いとされています。
一部のトラブルが強調されて「倫理観が低いのでは?」という声もありますが、実際には多くの人が日本のルールを学ぼうと努力しており、地域で良好な関係を築いているケースもあります。
■ なぜクルド人は問題になっているの?
クルド人は、多くの国で「少数民族」として扱われ、長い間、差別や迫害を受けてきました。
たとえば:
- 母語であるクルド語の使用が禁止されたり
- 文化を否定されたり
- 政治的に活動しようとすると、逮捕や弾圧を受けたり
特にトルコでは、政府との対立や武力衝突も起きてきたため、多くのクルド人が他の国へ逃げざるをえなかったのです。
■ なぜ日本に来ているの?
こうした理由で、トルコやシリアから逃げてきたクルド人の一部が日本にも避難しています。
■ 難民の受け入れは、条約で決められている?
はい、日本を含む多くの国は「難民の地位に関する条約(難民条約)」と「難民議定書」という国際的な約束に参加しています。
この条約では:
- 「人種・宗教・国籍・政治的意見などを理由に迫害を受ける恐れのある人」は保護されるべき
- 「その人を危険な国に送り返してはいけない(ノン・ルフールマン原則)」と定められています
つまり、難民申請者の中に「本当に命の危険がある人」がいれば、本来は申請を受けた国である日本が保護しなければならないと国際的にルール化されているのです。
なので、クルド人が日本にやってくることは、なにも間違ったことではなく、権利です。

■ 日本での生活はどう?
実は、クルド人の多くは「難民」として認められていません。
日本は難民認定がとても厳しい国で、ほとんどの人が「仮放免」という中途半端な状態にされています。
仮放免だとどうなるの?
- 働くことができない
- 健康保険に入れない
- 移動も制限される
- 生活保護も受けられない
つまり、生活の安定がなく、毎日ギリギリの状態で暮らしている人が多いのです。
この「仮放免」という制度は、難民認定されなかった人をすぐに帰国させられない事情がある場合に、法務大臣の判断で一時的に滞在を認めるものです。法律上の在留資格ではなく、あくまで”一時猶予”という扱いのため、生活保障もなく、不安定な立場になります。

■ なぜこんな状態で“放置”されているの?
これは日本の難民制度の問題です。
- 難民認定が非常に厳しく、ほとんど認められない
- でも強制送還できない(母国で迫害される危険がある)
- その結果、「帰せないけど認めない」という中途半端な立場が続いてしまう
① 難民認定が極端に厳しいから
- 日本は難民認定率が世界的に見ても異常に低い(2022年:わずか1.2%)
- 「命の危険」があるかどうかをものすごく狭い基準で判断している
- なので、本来なら保護が必要な人でも「不認定」になる
→ 結果: 難民としては認めないけど、強制送還もできない → 仮放免に
② 強制送還できないケースがあるから
- トルコやシリアなどの出身者は、帰国すると迫害や拷問の危険がある
- 国際法(難民条約)で、「危険な国へ送り返してはならない」と定められている(ノン・ルフールマン原則)
→ 結果: 「帰らせることもできないけど、認めることもしない」という中途半端な状態に
③ 入管制度の中に「長期的な受け皿」が存在しない
- 仮放免中の人に対して、「働く権利」や「医療・教育の保障」を与える制度が法律上ほとんど整備されていない
- 在留資格がない人を保護する法的枠組みがない
- 「移民は一時的に預かるもの」という発想に基づいていて、共に暮らす準備がない
④ 「認めると外国人がどんどん来る」という政治的懸念
- 一部の政治家・世論が「外国人を認めると、日本が危なくなる」という意見に影響されやすい
- 「難民認定=甘い」と見られるのを避けている(政治的リスク回避)
日本は、難民を受け入れる制度も意志も弱い。
でも送還もできない。
だから、「仮放免」という“制度のグレーゾーン”に閉じ込めて、問題を先送りにしているのが現実です。
■ じゃあ、どうしたらいい?
私たちにできることは、まず正しい情報を知ることです。
- クルド人とはどんな人たちか?
- なぜ日本に来ているのか?
- 実際にはどんな暮らしをしているのか?
ニュースやSNSだけで判断せず、背景を知って、偏見をなくすことがとても大切です。
■ まとめ
クルド人の事情:戦争や差別、迫害から逃れてきた。日本では難民認定されず働けない・免許取れない・生活保護もらえない・移動制限アリの生活をしている人がほとんど
日本人の事情:一部のクルド人による犯罪に巻き込まれ、近くに住む人は不安な状態で暮らしている
日本政府の事情:難民を受け入れる義務があるため日本に受け入れはするが、難民認定はほぼしない。(日本に外国人が増えることを恐れて、日本に来たクルド人を教育したり、受け入れる制度を整えない) ただし、危険だと分かっている場所にクルド人を帰すこともできない
私個人的には、一番の問題は日本政府のどっちつかずの対応だと思っています。
日本に来たクルド人を教育するような施設に一度入れるなどして、日本のルールをもっと教えないと、これからも日本人の被害は減らないでしょう。
これだけ日本でクルド人問題が騒がれているので、これを機に仕組みを整えるべきだと思います。それが、逃れてきたクルド人と日本人を救う手だと思います。
また、メディアは正しく報道すべきです。クルド人を絶対悪とするような流れを断じないのは、この炎上を面白がっていたり、仮放免がどんな状態であるのか、不法滞在とは違うなど、説明が面倒くさいからというだけではないでしょうか。それでは、メディアの機能を成してないと思います。
私も、日本に外国人が増えるのは賛成ではないほうです。ですが、難民は話が別かなぁと思っています。
私もただの主婦です。まだまだ勉強不足で世間知らずですが、クルド人問題について動画やブログに取り上げる際に色々調べた結果、このような思いに至りました。
最後に重ねて言いますが、犯罪を犯すクルド人を擁護するつもりはありません。
では!
